ひな祭りと母の記憶

ひな祭りの記憶

今でも思い出すのは、小学校から帰ってくると、7段のひな人形がドーン!と飾ってあったこと。

朝は確か、なかったよね?

我が家は父が家のことを積極的にする方ではないので、父が手伝ったとは思えず、

一方で母は疲れたと言っている。

ということは、、、

そこまで無理して出さなくてもいいのに。言ってくれたら手伝ったのに。

(めんどくさ〜い、と言ったかもしれないけれど)

今思えば、ひとりで頑張ってでも、母は、ひな人形を出したかったのだ、と思います。

・娘のために

・人形のために

・そして、自分のためにも?

今年、我が家はひな人形(7段)を出しました。

幸い、主人と子供が手伝ってくれ、3人でワイワイと、これじゃない?こっちじゃない?と言いながら。

3人で行ったとは言え、すごい労力。

あの時の母の大変さが身に染みました。

ひな人形は譲り受けてはいけない、と聞きましたが、なぜでしょうか?

ひな人形の意味

・生まれてきた赤ちゃんが、健康で元気に、すくすく成長しますように、という願いをこめて飾る

・厄の身代わり

いつ出して、いつ片付ける?

■出す

・立春(節分の翌日、2月4日ごろ)から2月中旬。

・節分で豆まきをして厄を払ったあと

■片付ける

・桃の節句(3月3日)が終わった後のなるべく早い時

・湿気が少ない晴れた日

・しまうのが遅くなると「お嫁に行くのが遅くなる」という迷信は根拠はない

ひな人形の意味を、知らないまま飾っていました。

でも、これほど精密に作られているお人形。子供が成長したらお役御免、って悲しいと感じてしまいます。

お人形には魂が宿る、とも言いますし、

お人形の厄除けのキャパシティは、一人じゃないかもしれませんよね?

大きな段ボール2個と長い段ボール1個。

今の省スペースが良いとされる時代には、不釣り合いかもしれませんが、

また、よろしくね。と大切に片付けました。

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